読書感想文 2冊目【実用メカニズム事典】

読書
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2冊目はこちら、岩本太郎著 実用メカニズム時点:機械設計の発想力を鍛える機構101選です。

感想

このblogの読者はエアソフト関係の人が多いと思います。

その関係の機構となると最初の20ページくらいで十分かと思います。

しかし、その20ページも非常に重要だと感じています。

一方で、私の本職の機械設計をする立場からこの本を見ると、既設設計の流用で使われている機械要素や機構を調べるのに重宝するかと思います。

本で紹介されている内容は、各章で重複する事柄もあり、より深く学ぶことができます。

自分に関係のない領域はさらっと流して、必要に応じて引っ張り出す使い方も良いと思いました。

各章の内容まとめ

第1章 直線運動

要素や機構だけでなく油気圧やネジ駆動も紹介しています

第2章 回転運動

単純な転がり軸受はもちろんのこと、空気軸受や自動調心軸受なども紹介しています。

軸受本体だけでなく、取り付け方法なども消化しています。

他には、継ぎ手など接続部、チェーンや歯車の回転の伝達機構、

減速機や回転体のブレーキも紹介しています。

第3章 角度・変位と力の制御

リンク機構や滑車などを紹介しています。

第4章 運動変換

運動ベクトルの大きさ、向きを変える手法を紹介しています。

テコやパスカルの原理を使った方法なども紹介されています。

第5章 軌道生成

直線や楕円を生成する、主にリンク機構の紹介がされています。

第6章 走行装置

車輪に始まり、戦車の履帯の無限軌道なんかも紹介されています。

もちろん、機構の紹介だけでなく機構に用いられる計算も紹介されています。

第7章 流体機構

ポンプから航空機のジェットエンジンまで、圧縮・非圧縮もふまえて紹介しています。

第8章 ロボット応用

各章で紹介された機構の組み合わせた事例が紹介されています。

索引

機構名からページを探すことができます。

機械設計をするなら持っていて損のない1冊です!

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筆者について

筆者 のびた

3DPなどを使って創作活動をしています。

BASEで販売をしています。

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