エアソフトガンにまつわる嘘か本当かわからないオカルトを集めてみました!
集めたオカルトは理屈をつけてジャッジします!
飛距離カスタム
飛距離カスタムのジャッジは簡単、物理法則に則っているかどうか!
シキノさんの開発したBB弾 弾道計算ツールが全てです。
50mフラットってどうなの?
50mフラットはあり得ません!
まずフラットの定義をしないと・・・
物体を放り投げたときに、物体は放物線を描きます。
BB弾は放物線に、マグヌス効果と呼ばれる、いわゆるホップアップの効果をくわえた軌道を描きます。
放物線なので、レーザー光線のようにフラットはあり得ません!
50mフラットはあり得ません!
50mほぼフラットあり得ます!!!(銃口から高さ±10cm)
では、どれくらいならある程度フラットっぽく飛ぶの?
フラットっぽくの定義を緩くしてみましょう。
発射点から上下に10cmまで飛ぶ範囲をフラットぽく飛ぶと定義して弾道を調整してみましょう。
先ほどご紹介させていただいたシキノさんのツールで、俯角0.8度、弾の重さ0.48g、0.98J、回転数-585rot/sとした場合です。
簡単に説明すると、重い弾を使って強いホップを掛けたほうが弾はまっすぐ遠くまで飛びます。
そのうえで、弾の方向を若干下向きを狙い、強めのホップで撃つことで、定義したフラットの範囲を飛ぶ区間を長くとることができます。
結果は、51.2mとなりました。(銃口の高さから上下10cmの範囲の高さを飛ぶ飛距離)
あれ?意外と50m(ほぼ)フラットっていけるじゃん!!!
50mフラットなんてありえない!と思ってたんですが、意外や意外、それらしい弾道出せちゃいました!
命中精度カスタム
インナーバレルは長い方が命中精度は高い?内径は?先端テーパーは?
あまり影響はないと思う!厳密には不明!
再びシキノさんのサイトをご紹介させていただきます。
エアガンの集弾限界のページによると
理論値としては、
・バレルの直径を小さくする
・バレルを長くする
のが計算値だと良いことが書かれています。
一方で私が以前実測した結果だと、バレルの長短や内径の影響は感じられませんでした。
また、先端のテーパーの有無についても、バレルをぶつ切りにして使っていても大きくグルーピングが乱れることはありませんでした。
ただし、エア量が極端に多いエアソフトガンにおいてマズル付近のテーパーの有無の影響はわかりません。
理論値ベースだと、バレル内径が小さい、バレル長は長い、ほうが有利だけど実際にはほかの要因が大きそうです。
サバゲーする上では実感できないと思っていいと思います!
バレルのスペックよりか、バレル内を弾が通っている間に姿勢が維持できているかとか、銃の振動だったりのほうが大事な気がします!
流速カスタム
何をもって流速カスタムかとかを書くと、1記事書けてしまうので今回は流速カスタムと流速効果をわけて考えて書きます。
流速カスタムのセッティングについては、別途こちらにまとめました!
流速効果って?
エアソフトガンにおける流速効果とはどうやら
BB弾を追い越してインナーバレルから吐出した圧縮空気が、BB弾を包み込んで飛距離や命中精度に影響を及ぼす。
とのことです。たぶん。
流速効果はあり得ません!
まず、マズル付近の空気の状態が影響を及ぼすならまだわかるんですが。
BB弾を包み込むってのはあり得ないでしょう。
BB弾を包み込んで一緒に飛んでいくほど空気ってねばねばしてないです。
仮に空気をまとってBB弾が飛んでいくとしたらホップアップが機能しなくてノンホップになっちゃいます。
流速効果で飛距離が伸びると背反しちゃうのでありえないですね。
流速カスタムはまた別の話ですよ。
流速カスタムは、無駄にハイパワーなカスタムを、無理やり初速がでないようにして、爆音にするカスタムです。
BB弾の痛さ
今回は痛いという感覚的な値を着弾時のエネルギーと置き換えて考えていきたいと思います。
重量弾の方が痛いの?
近距離だと軽いも重いも関係ないけど、遠距離だと重い方が痛い。
先ほどのBB弾 弾道計算ツールを使って考えます。
まず、0.2g、0.81J、初速90m/s、回転量-300rod/sとして計算してみましょう。
初速は90m/s、10m地点で約60m/s、20m地点で約43m/s、30m地点で約30m/s
次に、0.25g、0.81J、初速81m/s、回転量-300rod/sとして計算してみましょう。
初速は60m/s、10m地点で約50m/s、20m地点で約43m/s、30m地点で約37m/s
これをエネルギーに直すと
0m | 10m | 20m | 30m | |
0.2g | 0.81J | 0.36J | 0.18J | 0.09J |
0.48g | 0.81J | 0.62J | 0.4J | 0.33J |
このグラフを見れば一目瞭然ですね!
発射地点では同じエネルギーを持ったBB弾でも距離によって減衰量が大きく異なりますね。
同じパワーを持ったエアソフトガンでも、
弾の重さ0.2gで10mの距離で撃たれた弾のエネルギーと、弾の重さ0.48gで30mの距離で撃たれた弾のエネルギーがほぼ同じです!
30m地点での弾の重さが0.2gと0.48gのBB弾の運動エネルギーを比較すると、0.48gのほうが0.2gの約4倍エネルギーを持っていますね。
これだけ弾の運動エネルギーに差があると痛さにも明確に違いがあると思われます。
さらに、ホップによっても痛さに若干の違いもあると思います。
回転にもエネルギーがあるため、重量弾の方がよりホップが強くなり、痛さが増す方に働くとも思います。
結論は、BB弾は近ければ両方痛いけど、遠いと重い弾の方が痛い。です。
発射機構(ガス、電磁弁、トレポン、流速など)によって痛さに違いってあるの?
わかんない!
最初に、”痛いという感覚的な値を着弾時のエネルギーと置き換えて考えていきたいと思います。”と書いたんですが、この考えに則り進めていくと。
発射されたあとは物理法則に従って飛んでいくだけだから変わらない。
が答えになります。
でも、最初に書いた”痛いという感覚的な値を着弾時のエネルギーと置き換えて考えていきたいと思います。”に則って進めないとどうでしょうか。
私は、実際の痛さは五感に影響されるものだと思っています。
BB弾の弾跡はエネルギーに比例しても痛さってそこじゃないと思うんです。
とすると、発射機構によって、特に、ガスや流速カスタムは大きい音がするので痛さに与える影響ってあると思います。
他はどうなんでしょうか。聴覚情報以外に要因があるのか。
真相がわかり次第、追って報告する。(リサーチ200X風)
まとめ
なんか面白いネタ見つけたら、また増やしていきます!
筆者について
筆者 のびた
3DPなどを使って創作活動をしています。
BASEで販売をしています。
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