【税金の無駄遣い?】生ごみ処理の水切りに関する試算

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最近はサバゲー熱が冷めちゃって、かれこれ丸二カ月も遊んでいません。

サバゲーマーからサバゲーが抜け落ちて、ただのマーになってしまった、のびたです。

さて、今回は生ごみ処理に使われている無駄なエネルギーと税金について考えてみたいと思います。

タイトルの税金の無駄遣いは、国が無駄遣いしているのではなく、”国民が”無駄に使っている税金のことです!

生ごみの水はよく切ろう!↓のアフィリンクから生ごみ処理機買って!!!それが今回の内容です。

先に計算結果を書くと、水の運搬と燃焼に1888億円が費やされています。(仮定の条件含む)

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生ごみ処理に関係するデータを集めてみた

使用するデータまとめ

名称大きさ単位
生ごみの年間総量1.80×1010kg
生ごみの水分量80%
ごみ収集車の積載量1,400kg
1日の収集の走行距離50km/日
疑似ごみ積込み有の平均の燃費1.70km/L
疑似ごみ積込みなしの燃費3.67km/L

参考:令和5年度の可燃ごみの量は26,020,000ton

引用元:環境省 日本の廃棄物処理 令和5年度版 10頁 

生ごみの量は、

18,000,000t強(参考:うち家庭からは6割。)

引用元:第1回「生ごみ等の3R・処理に関する検討会」 資料3 生ごみの分類と発生・処理状況

生ごみの80%は水分

引用元:環境省のページ

一般道路走行の走行距離を50km(積載なしと満積載をそれぞれ25km),最大積載量2,000kg(標準的な積載量は1,400kg),疑似ごみ積込み有の平均の燃費1.70km/L,疑似ごみ積込みなしの燃費3.67km/L

引用元:(東京都)電動架装式ごみ収集車両の CO2 等削減効果について

ごみ収集車の燃料費(軽油)全国平均、156.5円

引用元:e燃費(2025/5/17)

”国民が”無駄遣いしている税金の算出の流れ

今回は”国民が”無駄遣いしている税金を以下の流れで算出します。

1.生ごみに含まれる水分量を算出。

2.生ごみに含まれる水分量から、水切りで削減される水分量を仮定して算出。

3.生ごみの水分量の減少を考慮して、ごみ収集車が1回に運ぶ生ごみの量を算出。

4.生ごみの総量からごみ収集車の走行回数を算出。

5.生ごみの水分量の減少を考慮した、ごみ収集車の走行回数を算出。

6. 4.の5.の差分とごみ収集車の1日の走行距離と燃費から削減される燃料の量を算出。

7.算出した燃料の量と燃料の単価から、ごみ収集車の燃料費の削減額を算出。

8. 2から灯油をごみ焼却時の補助燃料とした場合に必要な燃料の量を算出。

9.算出した燃料の量と燃料の単価から、ごみ焼却時の燃料費の削減額を算出。

10. 7.と9.の合計で、水切りによる生ごみ処理にかかる費用の削減額を算出。

計算

1.生ごみに含まれる水分量を算出。

生ごみの量×生ごみに含まれる水分量は

1.80×1010[kg]×0.8=1.44×1010[kg]

2.生ごみに含まれる水分量から、水切りで削減される水分量を仮定して算出。

生ごみに含まれる水分量が80%、水切りで削減される水分量をその半分の90%と仮定すると。

1.44×1010[kg]×0.9=1.30×1010[kg]

3.生ごみの水分量の減少を考慮して、ごみ収集車が1回に運ぶ生ごみの量を算出。

減少した水分量と同様の比率でごみの体積が減少したとすると、体積は元の体積の90%となる。

ごみ収集車が1回に運べる量は

1/{1-(0.9*0.8)}=357%となる

4.生ごみの総量からごみ収集車の走行回数を算出。

ごみ収集車の使用回数は、生ごみの総量とごみ収集車が1日に運べる生ごみの量から

1.80×1010[kg]/1.40×103[kg/日]=1.29×107[日]

5.生ごみの水分量の減少を考慮した、ごみ収集車の走行回数を算出。

減少した水分量を考慮したごみ収集車の使用回数は、ごみ収集車が1回に運べる量が357%に増加するので

1.29×107[kg]/3.57=3.60×106[日]

6. 4.の5.の差分とごみ収集車の1日の走行距離と燃費から削減される燃料の量を算出。

なお、燃費は疑似ごみ積込み有りの燃費となしの燃費の中間値とした。

(ごみ収集車の走行回数-減少した水分量を考慮した走行回数)×1日の走行距離×燃費

=(1.29×107[回]-3.60×106[日])×50[km/日]/(3.67[km/L]-1.70[km/L])

=2.35×108[L]

7.算出した燃料の量と燃料の単価から、ごみ収集車の燃料費の削減額を算出。

=2.35×108[L]×156.6[円/L]=3.68×1010[円]

=368[億円]

8. 2から灯油をごみ焼却時の補助燃料(灯油)とした場合に必要な燃料の量を算出。

水の温度を20[℃]とした場合、水を気化させるのに必要なエネルギーは、2,454[J/kg]だから

1.44×1010[kg]×2,454[kJ/kg]=3.53×1016[J]

灯油の持つエネルギーは36.49[MJ/L]だから

3.53×1016[J]/3.649×107[J/L]=9.68×108[L]

9.算出した燃料の量と燃料(灯油)の単価から、ごみ焼却時の燃料費の削減額を算出。

9.68×108[L]×156.6[円/L]=1.52×1011[円]

=1520[億円]

10. 7.と9.の合計で、水切りによる生ごみ処理にかかる費用の削減額を算出。

368[億円]+1520[億円]=1888[億円]

となる。

おわりに

今回は、生ごみに含まれる水分量の9割を水切りして、削減した9割の水分量と同じ分の体積を減少する仮定で計算をした。

その結果、1888億円が水分の運搬と燃焼に費やされていることがわかった。

これを機に、しっかりと水切りを行いたいと思う。

以上

筆者について

筆者 のびた

3DPなどを使って創作活動をしています。

BASEで販売をしています。

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