Xで何かblogネタがないかと呟いたら、予備自の給与体系が変わったから書いてみたらどうでしょうか?って言われたので調べてみました!
調べてみたらびっくり、超大幅改定です。
これから予備自衛官等になる方、ぜひご覧ください。
予備自衛官等の給与体系見直しのまとめ
令和6年12月に「自衛官の処遇・勤務環境の改善及び新たな生涯設計の確立に関する基本方針」が取りまとめられました。
令和7年度(2025年度)中に改定予定のようです。
ざっくり内容をまとめるとこんな感じです。
改定前(年額) | 改定後(年額) | |
予備自衛官 | 88,500円 | 202,600円(!?) |
即応予備自衛官 | 618,000円(階級による) | 1,011,000円(階級による) |
※予備自衛官は年5日、即応予備自衛官は年30日の訓練を受けた場合のもの。
即応予備自衛官の給料は、一番高い値を例として表記した。
さらに、予備自衛官にも勤続報奨金が追加されます。
改定前(3年毎) | 改定後(3年毎) | |
予備自衛官 | 無し | 70,000円 |
即応予備自衛官 | 120,000円 | 215,000円 |
いやーーー驚きました。変わるとは耳にしていましたが、こんなにも増額されるとは思ってもいませんでした。
ちなみに過払いの税金が帰ってくるかも。(詐欺ではない!)
以前書いた記事にもありますが
予備自衛官等の給料って税金がかけられているので確定申告で戻ってくる可能性があります。
予備自補は現行の給料体系で1年で50日訓練したとする、予備自と即自は改定後の給料で考えると。
源泉徴収税 | |
予備自衛官 | 約15,000円以上 |
即応予備自衛官 | 不明 |
予備自衛官補 | 約65,000円 |
上記の金額が確定申告で帰ってくる可能性があります。
予備自補をやっている大学生諸君!確定申告をしてみよう!(予備自補で年20万円以上の収入がある場合は必須です。)
そもそも、”自衛官の処遇改善に向けた取組”ってなに?
自衛隊って一般の方が思ってる以上に金(予算)ないんですよ。
どれくらいないかの一例をあげますね。
私はあくまで、予備自衛官補(一般)あがりの予備自衛官を数年経験したにすぎません。
なので実際の常備自衛官の方がどうなっているかはわかりません。
あくまで私が感じたのは、これは自衛隊志望も減るわって感じです。
Xからもってきますが、大げさじゃないんです。
私も予備自補で教育訓練を受けたときは同じようなマットレスです。
常備自衛官の居室はさすがにこんなことないとは思いますが・・・
そりゃ、東京のビルでサラリーマンしたくなりますわ。
教育訓練期間はこのマットレスの2段ベッドで10人くらいが一部屋で生活します。
耐えられますか?
予備自自衛官の訓練の時も、作業服(迷彩服)のクリーニング代を請求されるんですよ?
訓練に出向いてクリーニング代を請求されるんですよ???
民間企業じゃ考えられないでしょう。
引用元の資料にもありますが、
”日用品
自衛隊において、隊員が職務を遂行する上で必要不可欠なトイレットペーパー
やガムテープ等の日用品や事務用品の所要量が確保できるよう、所要額を確実に
計上”
これたぶん、言ってる意味が分からないと思うんですが、
自衛隊で働く人は、働くうえで必要なトイレットペーパーやガムテープ代が足りないので自腹切ってるんですよ。
理解不能でしょう。
”令和2年度下半期以降、日用品等の自費購入等は確認されておりません。”
ようやく、ようやくですよ。
予備自補と予備自しか経験していませんが、体をはって国を守っている自衛官の待遇がこれじゃああまりにも不遇過ぎます。
そういったことの処遇改善です。
おわりに
常備も予備も続けてる人すごいよ。
これからも何卒よろしくお願い申し上げます。
筆者について
筆者 のびた
3DPなどを使って創作活動をしています。
BASEで販売をしています。
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